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原子力国際専攻 李 睿さん(D3)が日本原子力学会 計算科学技術部会学生優秀講演賞を受賞されました

 

2023年313日、原子力国際専攻 酒井研究室 李 睿さん (D3) が「日本原子力学会2023年春の大会」において、計算科学技術部会学生優秀講演賞を受賞されました。

 

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部会学生優秀講演賞
AESJ春季・秋季大会での優秀な学生発表に対して贈られる賞です。

 

受賞された研究・活動について

ポスターのタイトル:「固気液三相流におけるFELMIコードの妥当性確認」
講演概要:大規模固気液三相流体系の数値シミュレーションには、高い計算コストと流体計算の柔軟な分解能が要求されます。本研究では、DEM粗視化モデル、Refined GridモデルおよびDEM-VOF法を組み合わせた、革新的なアルゴリズムを開発し、これらの計算モデルをFELMIに組み込みました。計算精度、柔軟性および有効性の観点から本計算モデルの妥当性確認を行いました。このアルゴリズムは、許容可能な誤差範囲内で固気液三相流の巨視的挙動を再現することに成功しました。さらに本計算モデルが高効率であることも示すことができました。本計算モデルは原子力工学分野ばかりでなく、化学工学、製薬など他の分野でも広く応用されることが期待されます。

 

今後の抱負・感想

この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。酒井教授、山田研究員にはサポートをいただき、心から感謝申し上げます。また、リハーサル中に多くの重要なコメントをくれた研究室のメンバー、特にDuan博士に感謝の意を表したいと思います。彼らの協力のおかげで、このプレゼンテーションは格段に改善されました。今後とも、数値シミュレーションの研究に精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。