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学際情報学府 先端表現情報学コース 篠田 和宏 さん(M2)が インタラクション2023 インタラクティブ発表賞 を受賞されました

 

2023年3月9日、学際情報学府 先端表現情報学コース 篠田 和宏 さん(M2)が第27回 情報処理学会シンポジウム インタラクション2023においてインタラクティブ発表賞を受賞されました。

 

第27回 情報処理学会シンポジウム インタラクション2023 インタラクティブ発表賞

インタラクティブ発表で発表された参加者からの投票で、得票数が上位の発表に対して贈呈されます。

受賞された研究・活動について

「導電糸と非導電糸の組み合わせによるインタラクティブ刺繍」

布製品にインタラクティブな機能を搭載させるために、様々なスマートテキスタイル技術の研究が行われています。これまでの取り組みでは電極の形状を工夫することによってセンシングに対応した電気的特性を作り出しており、既存の衣服が持っているようなデザインの多様性をスマートテキスタイルでは実現できていません。そこで本研究では、導電糸の上に非導電糸で重ね縫いをすることで、タッチ時における静電容量変化を制御し、タッチ位置検出に利用する手法を提案します。非導電糸の密度を変化させることで、タッチ時における指と導電糸の距離が変化して静電容量変化をもたらします。この手法を利用することで、インタラクティブ刺繍を多様なデザインで実現することができます。

 今後の抱負・感想

この度は光栄な賞をいただき大変嬉しく思っております。今後も導電糸刺繍によるインタラクション技術の研究を進めて参ります。