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学際情報学府 先端表現情報学コース 篠田 和宏 さん(M2)が 情報処理学会 学生奨励賞 を受賞されました

 

2023年3月2日、学際情報学府 先端表現情報学コース 篠田 和宏 さん(M2)が情報処理学会 第85回全国大会において学生奨励賞を受賞されました。

 

情報処理学会 第85回全国大会 学生奨励賞

学生セッションで発表された学生会員の中から座長裁量で優秀な発表に対して贈呈されます。

受賞された研究・活動について

「導電糸刺繍における縫い方の抵抗値に与える影響の調査」
刺繍は様々な縫い方で自由度高く導電繊維を組み込めることからスマートテキスタイルの研究によく使われています。これまでに刺繍の設計パラメータを変えると抵抗値も変化させられることはわかっていますが、特定の縫い方のみの調査にとどまっており、刺繍の多様な縫い方を電極の作成に活かすことができていません。そこで本研究では、様々な刺繍の縫い方が抵抗値にどのような影響を及ぼすのか明らかにすることを目指します。そのために、まず縫い方に関わる設計パラメータを整理しました。そして実際に刺繍することでそれらが導電糸に与える影響の調査を行いました。これらの調査により、導電パターンの形状によらずに広い範囲で抵抗値を変化させたり異方性をもたせたりできる可能性が確認されました。

 今後の抱負・感想

この度は光栄な賞をいただき大変嬉しく思っております。今後も導電糸刺繍によるインタラクション技術の研究を進めて参ります。