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伊藤 恵理 教授がBest of Session Air Traffic Control Human Factors Awardを受賞されました

 

2023年10月3日、航空宇宙工学専攻 伊藤 恵理教授がBest of Session Air Traffic Control Human Factors Awardを受賞されました。

 

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右から、伊藤恵理教授と南洋理工大学 ATMRI (Air Traffic Management Research Institute)の Ahmad Sufian Bin Jumad さん(カタルーニャ工科大学にて)

 

Best of Session Air Traffic Control Human Factors Award

2023年10月1日から5日にスペイン バルセロナで開催された国際学会 The 42nd AIAA/IEEE Digital Aviation Systems Conference (DASC) におけるセッション最優秀賞です。

 

受賞された研究内容・活動について

論文題目: "Flow-Centric Air Traffic Control: Human in the Loop Simulation Experiment"
受賞論文は、伊藤恵理教授と南洋理工大学の国際共同研究チームの成果を発表したもので、著者は、Ahmad Sufian Bin Jumad, Koji Tominaga, Xin Yi Chua, Eri Itoh, Michael Schultz, Vu Nguyen Duongです。本論文では、将来的な航空交通量の需要増加が見込まれるASEAN空域を対象に、新しい航空管制システムを提案し、レーダー管制を模擬したヒューマンインザループ実験により管制官による運用実現性を評価しました。本論文により、1名の管制官が処理可能な航空交通は、対象空域を飛行する航空機数ではなく、周囲の航空交通との干渉回数によって決定されること、航空交通を進行方向別にグループ化する制御を施すことで管制官の人数を最小化できる可能性があること、などを示唆しました。
 
今後の抱負・感想
南洋理工大学との国際共同研究チームの成果が表彰され、とても嬉しく感じています。これからも、アジアの空に航空管制の科学的手法を適用し、安全で環境に優しい人類のモビリティを実現できるよう、国際共同研究を進めて参ります。