2022年4月21日、機械工学専攻 伊藤太久磨 講師が「日本機械学会賞(論文)」を受賞されました。
日本機械学会賞(論文)
日本機械学会賞(論文)は、「機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として設けられ、優秀な論文・技術に対して贈られます。
受賞された研究・活動について
Risk map generation system for intelligent vehicles on community roads via data-driven approach
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mej/7/1/7_19-00119/_article/-char/ja
本研究では、生活道路の見通しの悪い路地での交通事故防止を目指し、走行環境の危険度に応じたアダプティブな先読みブレーキ制御介入システムを実現するために、知能化自動車のためのリスク地図を構築するデータ駆動型の手法を新たに開発した。そして、公道走行実験で取得した一般的なドライバの運転データから、教習所の運転指導員と整合性のあるリスク評価を行えることを確認し、提案手法の有用性を確認した。
今後の抱負・感想
この度は大変名誉ある賞を頂戴し、光栄に存じます。近年、高速道路等を対象とした様々な高度運転支援システムや自動運転技術が実用化されつつありますが、生活道路を対象とした研究や技術開発は未だ十分とは言えません。交通事故のない世の中を目指し、引き続き研究を進めていきたいと考えております。