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工学部航空宇宙工学科の有志チーム(The Wright Staff)が米国で行われた缶サット大会ARLISSにて大賞および3位獲得しました

 

9月14日に米国ネバダ州で行われた缶サット大会「ARLISS」にて、工学部航空宇宙工学科3年生の有志チーム「The Wright Staff」が、Comeback competition  Technology Award   大賞およびAccuracy Award 3位(900m)に入賞しました。

 

チーム名 The Wright Staff


<メンバー>
小林光亮  工学部航空宇宙工学科 3年
須田健太  工学部航空宇宙工学科 3年
豊島拓   工学部航空宇宙工学科 3年
藤澤天馬  工学部航空宇宙工学科 3年
荒井達也  工学部航空宇宙工学科 3年
甲斐翔子  工学部航空宇宙工学科 3年
真鍋亜佑斗 工学部航空宇宙工学科 3年

<受賞した賞の名称と簡単な説明>
ARLISS(1999年から毎年行われている、世界10か国以上から数十チームが集まり、アメリカのBlackrock砂漠にてジュース缶サイズの超小型衛星Cansatの性能を競う国際共同実験)

従来多く見られている、パラシュートで地上に降ろしたローバーでゴールを目指すランバックではなく、空中でカプセル・飛行機を展開しゴールを目指すフライバックに挑戦。

その結果、ARLISSの歴史上初めてとなる、展開式固定翼機による安定飛行に成功する快挙を達成した。

その飛行は4kmにも及び、機体はゴール上空を通過。また、2回の試行中とも自動制御に成功したチームはローバーを含めても唯一であり、その功績が認められ、技術の最高位の賞Technology Award大賞を受賞した。

 

<今後の抱負・感想>
記念すべきARLISS20周年記念大会で、私たちの飛行機がアメリカの空を羽ばたいたこと、また、このような賞をいただけたことを本当に嬉しく思います。

今回の飛行は、半年間にわたって常に支え続けてくださったアイデア工房の方々や貴重な金言・機器の使用許可などを下さった教授陣の皆様、共に競い合い励ましあった東京大学Team Contact、そして中須賀先生を始めとする中須賀研究室の支えなくしては確実に成し得ませんでした。心より感謝申し上げます。

最後に、私文で恐縮ですが、共に戦い抜いたチームの仲間を心から誇りに思います。

この度は本当にありがとうございました。(小林光亮)

 

お世話になった中須賀先生と

 

集合写真

 

飛行を終え無事着陸した機体


ロケット打ち上げ前


ロケット発射直前