UACJと東京大学、社会連携講座「次世代軽量合金の創製」の設置期間を延長 ~産学連携をさらに深化し、次世代軽量アルミ合金の創製を加速~

2026/06/24

株式会社UACJ(本社:東京都港区、代表取締役:田中信二、以下「UACJ」)と国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(所在地:東京都文京区、研究科長:津本浩平、以下「東京大学」)はこのほど、2023年4月に開設した社会連携講座「次世代軽量合金の創製」について、設置期間を当初予定の2026年3月から2029年3月まで延長することになりました。本講座を通じて産学連携をさらに深化させ、次世代軽量アルミ合金の創製を加速していきます。

 

本講座は、UACJが培ってきたアルミ合金の合金設計や熱処理プロセス技術と、東京大学が有する原子スケールでの最先端計測技術や、機械学習を効果的に援用する原子配列の構造計算技術を融合し、高強度かつ高性能な次世代軽量アルミ合金の創製を目指すものです。これまで、自動車ボディシートや航空宇宙機器などへの適用を見据え、熱処理型アルミ合金の微細組織制御や特性向上に関する研究を進めてきました。今回の設置期間延長により、これまでに得られた研究成果をさらに発展させ、原子スケールでの構造制御に基づく材料設計指針の確立を目指します。また、これまでに得られた知見をもとに、アルミ合金中の微細組織形成過程の理解を深め、実用材料の高性能化に資する基盤技術の創出を進めます。

 

UACJと東京大学は、今後も社会や学術界と連携し、アルミニウムの可能性を追究するとともに、次世代の金属素材産業を担う高度専門人材の育成を進め、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。

 

 

■社会連携講座概要

名称:
次世代軽量合金の創製
設置場所:
東京大学大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻
設置期間:
2023年4月1日~2029年3月31日
研究統括:
阿部英司 教授(東京大学大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻)
内容:
電子顕微鏡や放射光などの最先端計測を駆使し、原子スケールでの構造制御による次世代アルミ合金の創製を進める。得られた知見を合金設計および熱処理プロセスの最適化へと結びつける。
期待される成果:
主に自動車ボディシート用や航空宇宙機器用などの熱処理型アルミ合金において、高強度・高性能化を目指す。

 

 

■東京大学大学院工学系研究科について

東京大学大学院工学系研究科は、1886年に帝国大学工科大学として誕生して以来、時代とともに変化する社会の要請に応えるため、常にダイナミックに変化してきました。工学系研究科は18専攻、15附属施設で構成されています。研究・教育を通したさまざまな社会貢献によって、未来の社会を切り拓いていくことが工学系研究科の担う社会的な責務です。社会ニーズをスピーディーに捉えつつ、アカデミアでしかできない多様な時間軸の大きな挑戦を実行できるように、研究教育基盤の強化・財源の多元化・規則の現代化を推進していきます。

 

■UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙・防衛などの幅広い分野に、アルミニウムの板、箔、押出、鋳鍛、加工製品を提供しています。アルミ圧延を開始してから125年以上にわたり受け継いできた技術を生かし、人びとの暮らしや産業を支えています。また、アルミニウムの循環型社会構築に向け、さまざまな領域でリサイクルを推進しています。2026年3月期の連結売上高は1兆1,817億円、グループ従業員は約10,200人です。

 

 

 

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