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機械工学専攻 金善右さん(D3)、鈴木邦子学術支援専門職員、鈴木雄二教授が、第18回発電とエネルギー変換応用のためのマイクロ・ナノテクノロジー国際会議(PowerMEMS 2018)においてBest Paper Awardを受賞されました

 

 

<受賞した賞の名称と簡単な説明>
2018年12月4日から7日に米国・デイトナビーチで開催された第18回発電とエネルギー変換応用のためのマイクロ・ナノテクノロジー国際会議(PowerMEMS 2018)にて受賞しました。Best Paper Awardは162件の投稿論文のうち1件のみです。

“Development of A High-performance Amorphous Fluorinated Polymer Electret Based on Quantum Chemical Analysis”

 

 

<受賞された研究・活動について>
IoTデバイスなどの持続的電力供給として、環境発電(エネルギーハーベスティング)が注目されている。本研究では、環境振動からの発電に適したエレクトレット発電デバイスのためのフッ素系ポリマーエレクトレット材料について、初めて量子化学的計算を用いて設計を行い、実際にこれまでの材料よりも極めて高い表面電荷密度と熱的安定性を実現した。学術的な価値も高く、エレクトレット発電デバイスの実用化にも大きく貢献するものとして高く評価された。

 

<今後の抱負・感想>
これまで様々な方のご協力も得ながら研究を進めてこれたことを感謝したい。この受賞を励みとして、より優れたポリマーエレクトレット材料の開発をさらに発展させたい。