JST「AI for Science 革新的研究推進事業(ARiSE)」に採択:東京大学と日本ペイントが産業材料開発を支援するAI技術を研究

2026/10/28

日本ペイントグループの国内事業支援や研究開発などを担う日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社と国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)の大学院工学系研究科および新領域創成科学研究科が共同で提案した研究開発課題「暗黙知と根拠に基づく産業材料開発AI」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「AI for Science 革新的研究推進事業(ARiSE:アライズ)」戦略ターゲット型に採択されました。ARiSE(AI to Redesign Scientific Exploration)は、文部科学省の「AI for Scienceの推進に向けた基本的な戦略方針」に基づき、JSTが推進するフラッグシップ事業です。

本研究では、東京大学の両研究科が有するAI・材料科学分野の知見と、創業145年を迎える日本ペイントグループが塗料・コーティング開発を通じて蓄積してきた暗黙知データを生かし、物理的根拠に基づいて材料開発を支援するAI技術の開発を目指します。



1. 研究の背景とねらい
近年、AIを活用した材料開発技術(AI for Materials)が急速に発展しています。一方、産業界では、長年の研究開発で蓄積された知見や判断根拠を材料開発に生かすことが課題となっています。特に、技術文書や実験記録に含まれる知見には、デジタル資産として活用を広げる余地があります。
本研究では、日本ペイントグループが保有する技術文書や研究開発データから、材料開発に関する知見や判断根拠を抽出・整理し、それらを活用するAIプラットフォームおよびAI Agent技術の構築を目指します。さらに、産業材料分野への適用可能性を検証します。

2. 今後の展開
今後、東京大学の両研究科と日本ペイントグループは、本研究を通じて構築するAI基盤について、産業材料分野への適用可能性や有効性を検証します。得られた成果を基に、同分野での活用を見据えた研究開発を進めてまいります。
東京大学と日本ペイントグループは、これまでも産学協創協定に基づく社会連携講座などを通じて連携を深めてきました。本研究は従来とは異なる枠組みで実施するものですが、両者の知見を結集し、産業材料分野の研究開発と新たな価値の創出につなげていきます。

 

 

詳しくは日本ペイントホールディングス株式会社のウェブサイトをご覧ください。