若手研究者紹介:豊島 遼 講師

2026/08/04
若手研究者紹介:087
豊島 遼

講師 マテリアル工学専攻Uchida/Toyoshima Laboratory

 

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経歴

2016年 3月
慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 博士課程 修了
2016年 4月
住友電気工業株式会社
2019年 4月
慶應義塾大学理工学部 助教
2024年 4月
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 講師 

 

 

 

研究について

 

近年、家電や車、建物などがインターネットにつながる「IoT」が急速に広がっています。これらの機器が周囲の空気の状態を自動で判断できれば、ガス漏れ検知、都市環境の見守り、健康管理など、社会の安全と快適さに大きく役立ちます。そのため、小型で電力をほとんど使わず、長期間安定して動作するガスセンサが求められています。しかし、ガスセンサがどのように空気中のガスを感じ取っているのか、その「表面で起きている反応のしくみ」はまだ十分に理解されていません。しくみが分からなければ、より高性能な材料やデバイスを合理的に設計することが難しくなります。そこで私は、センサが実際にガスを検知している“その瞬間”の表面を特殊なX線で調べる operando(オペランド)計測を用いて、ガスがセンサ表面でどのように反応し、それが電気信号としてどのように現れるのかを直接観察しています。反応のしくみが明らかになることで、より高感度・高選択性で省エネルギーなセンサ材料の開発につながります。最終的には、IoTを活用した環境モニタリングや安全管理に貢献する、次世代ガスセンサの実現を目指しています。

 

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今後の展望・抱負

 

材料表面で起こる反応の理解をさらに深め、得られた知見を新しい機能材料やデバイス設計へと発展させたいと考えています。また、基礎研究で明らかにした反応機構を社会実装につなげ、環境モニタリングや安全管理などに役立つ次世代技術の創出を目指します。基礎と応用を橋渡しし、安心・安全な社会の実現に貢献していきたいと考えています。

 

 

 

オフショット 研究者の素顔を紹介―

 

学外の施設で実験をすることも多く、いろいろな場所で異なる背景の人と関わりながら研究を進めています。物理・化学・生物まで横断する幅広い分野に触れることで、新しい発想が生まれる瞬間があり、それが研究の楽しさにもつながっています。

 

 

 

関連URL

 

Uchida/Toyoshima Laboratory:http://www.ssn.t.u-tokyo.ac.jp/

 

 ※所属・職位は取材当時のものです。