バイオエンジニアリング専攻 飯野 杏菜さん(D1)がURSI-JRSM 2026 Student Paper Competition においてFirst Prizeを受賞されました

2026/04/09

2026年3月3日、バイオエンジニアリング専攻 飯野 杏菜さん(D1)がURSI-JRSM 2026 Student Paper Competition においてFirst Prizeを受賞されました。

 

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First Prize , URSI-JRSM 2026 Student Paper Competition

URSI-Japan Radio Science Meetingにおいて、4ページのExtended Abstractおよびポスター発表に基づいてファイナリスト3名が選出され、そのファイナリストの中から20分間のプレゼンテーション審査を経て、First Prizeに選出いただきました。

 

受賞された研究内容・活動について

「Development of an Energy-Efficient Transcranial Magnetic Stimulation Coil for Home-Based Treatment」(飯野 杏菜(東京大学)、関野 正樹(東京大学))では、在宅環境での使用を想定した高効率な経頭蓋磁気刺激コイルの開発について報告しました。近年、うつ病などの精神疾患に対する非侵襲的治療法として経頭蓋磁気刺激治療が注目されていますが、従来装置は大型で消費電力が大きく、医療機関での使用が中心となっています。本研究では、在宅治療の実現を目指し、刺激効率を高めつつ消費エネルギーを低減できるコイル設計を検討しました。電磁界シミュレーションおよび試作コイルによる評価を通じて、従来構造と比較して効率的に脳内に電場を誘起できる設計を提案し、エネルギー効率の向上を確認しました。今後は健常者を対象とした実験による検証や装置全体の小型化を進め、在宅で安全に使用可能な経頭蓋磁気刺激システムの実現を目指して研究を進めていきます。

 

今後の抱負・感想

本発表を通して、様々な分野の研究者の方々と議論する機会をいただき、大変刺激的で貴重な経験となりました。このような賞を頂戴できたことを大変嬉しく思います。日頃よりご指導いただいている関野先生をはじめ研究室の皆様、そして共同研究者の皆様に深く感謝申し上げます。今後は、本研究で取り組んでいる在宅使用を目指した経頭蓋磁気刺激コイルの開発をさらに進め、実際に社会で使われる医療技術として実装することを目標に研究を進めていきたいと考えています。

 

 

First Prize , URSI-JRSM 2026 Student Paper Competition