都市工学専攻 木村 明さん(M1)が The 20th APRU Multi-Hazards 2025 Best Poster Runner Upを受賞されました

2025/12/19

2025年11月28日、都市工学専攻 廣井研究室 木村 明さん(M1)が The 20th APRU Multi-Hazards 2025 Best Poster Runner Up(準優勝)を受賞されました。

 

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左から2番目が木村さん

 

The 20th APRU Multi-Hazards 2025 Best Poster Runner Up

メトロマニラ(ボニファシオ・グローバル・シティ)で開催された第20回APRUマルチハザードシンポジウム・会議において、優れたポスターセッションを行った者に授与されます。

 

受賞された研究内容・活動について

タイトル:物的環境の整備につながる防災まちづくり活動の主体とプロセスに関する研究 -SCATを用いた防災まちづくり大賞受賞事例の質的データ分析-


研究内容:防災まちづくりは本来、災害に強い地域をつくるために、ハード(施設整備など)とソフト(意識啓発や体制づくりなど)の両面から取り組む総合的な活動です。しかし、住民参加型の取り組みでは、住民の防災意識向上やコミュニティ形成といったソフト面に偏る傾向があります。本研究では、住民参加によってハード整備(物的環境の改善)を実現している複数の事例を対象にインタビュー調査を行い、防災分野ではあまり使われていない「SCAT」という質的分析手法を用いて、それらの背景や特徴を分析しました。その結果、次のような共通点などが明らかになりました:

 

  • 課題解決に向けた取り組みが組織的に行われている
  • 小さな成功体験が積み重なり、住民の負担感を軽減し、達成感や地域への愛
    着を育んでいる
  • 地域の特性に合わせた柔軟で独自性のある活動が行われている

あわせて、日本の防災まちづくりが極めて限定的な参加者に支えられていることもわかりました。ほとんどの場合が男性高齢者によるもので、忙しい労働者や外国人、子どもなどの参画には未だ課題があります。

 

今後の抱負・感想

このたびは、栄えある賞をいただき、大変光栄に思っております。国際的な場での発表でしたが、社会背景の違いに改めて目を向けることができ、大変貴重な経験となりました。
このような機会をくださるとともに多大なサポートをいただいた先生方に感謝してもしきれません。これからも研究に励んでまいります。