山田 崇恭 准教授が 第21回日本学術振興会賞 を受賞されました

2025/01/20

 

令和6年12月19日、総合研究機構/機械工学専攻 山田 崇恭准教授が、第21回日本学術振興会賞(JSPS賞)を受賞されました。令和7年2月4日(火)に日本学士院において授賞式が行われる予定です。

日本学術振興会賞は、日本の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援していくことを目的に創設されました。(https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/gaiyo.htmlから改変引用)

 

 

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受賞された研究・活動について

トポロジー最適化は、力学的観点から構造物の最適な形状を創成設計する方法です。従来の方法では、力学的観点から最適な形状を設計できるものの、製造が困難な形状が得られる場合が多くありました。そのため、生産工程等を含めた実際の製品設計開発の観点からは、最適とは言えず、実際の産業製品への展開が難しい問題を抱えていました。本研究では、生産性を含めた真の意味での最適な形状設計の基本的な考え方と具体的な設計法を提案しました。さらに、固体力学、熱流体力学、音響学、電磁気学等の様々な物理領域及びそれらが複雑に連成するマルチフィジクス問題へ展開してきました。

 

今後の抱負・感想

これまでの研究活動をご支援、ご指導頂きました名古屋大学、京都大学、東京大学の関係者の皆様を始めとして、研究室のスタッフ、学生及び共同研究者の皆様に心より感謝申し上げます。特に、直近5年間においては、新分野開拓准教授プログラムを通して、研究活動に専念できる環境と強力な支援を頂いた工学系研究科、同機械工学専攻及び総合研究機構の関係者の皆様に御礼申し上げます。より一層、精力的に研究を進めていく所存です。

 

 

【関連サイト】

21回(令和6年度)日本学術振興会賞受賞者一覧:

https://www.jsps.go.jp/file/storage/j-jsps-prize/kettei/r6/21st_JSPSprize_list_jp.pdf

 受賞理由:https://www.jsps.go.jp/file/storage/j-jsps-prize/kettei/r6/21st_JSPSprize_reason_jp.pdf

 

山田研究室HP:https://www.mid.t.u-tokyo.ac.jp

 

【関連ページ】

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