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技術経営戦略学専攻 李 逸凡さん(研究生)が EcoBalance2024 にて優秀ポスター賞を受賞されました

 

2024年11月6日、技術経営戦略学専攻 ロン研究室 李 逸凡さん(研究生)がEcoBalance2024にて優秀ポスター賞を受賞されました。

 

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優秀ポスター賞

発表された研究の独創性、質、重要性に基づいて、カンファレンスの専門家委員会が最も優れていると判断したポスターに贈られます。

 

受賞された研究内容・活動について

・発表タイトル:家庭の行動能力の制約が日本のライフスタイル転換を妨げる:二重機械学習に基づく因果推論と長期予測
・概要:日本における家庭の気候変動への対応における排出削減の可能性は、人口構造の変化(高齢化や人口減少)および社会経済的要因により制約を受け、そのライフスタイルの転換には大きな課題が伴います。本研究は、2017年および2018年の日本家庭エネルギー使用調査(HEUS)データを活用し、「回避・転換・改善(ASI)」フレームワーク内で二重機械学習(DML)手法を用いて、行動変化や人口不確実性が家庭の省エネルギー潜力およびエネルギー需要に与える影響を分析しました。結果では、2015年から2040年の間において、ASIフレームワークに基づく制約付き省エネルギー潜力は年間-7.36 GJから11.83 GJの範囲であり、制約のない潜力よりも8.1%から16.8%低いことが示されました。また、高齢化および人口減少の影響により、家庭の総エネルギー需要は約2〜3%増加し、1人当たりの需要は7.7〜13.7%の上昇が予測されます。2040年には、1人当たりのエネルギー需要が低エネルギー消費シナリオに比べ16.1%高く、総エネルギー需要は1.5 EJに達し、BAUシナリオより4.6%高くなる見込みです。

 

今後の抱負・感想

この度、賞をいただいて大変光栄に思います。ロン先生のご指導をはじめ、研究パートナーの皆様のご支援に心より感謝申し上げます。この受賞は、私の研究への取り組みが評価された証であり、今後の研究活動における大きな励みとなります。持続可能な発展に寄与する研究を一層進め、人々の生活向上に貢献していきたいと思います。