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熊本大学大学院先端科学研究部(工学系)との部局間連携推進協定調印式・熊本大学オープンイノベーションセンター(OIC)及び東大分室開所式の開催


2023年925日、工学系研究科は熊本大学大学院先端科学研究部(工学系)と部局間連携推進協定を締結しました。この協定は、両者の強みや教育資源を有効に活用し、教育・研究の一層の充実と高度技術者の育成を連携して進めていくことで、日本の半導体およびナノデバイス分野の研究の推進に寄与することを目的としています。熊本大学にて執り行われた調印式には、熊本大学から宇佐川 毅 理事、大谷 順 理事、連川 貞弘 先端科学研究部長が、東京大学からは加藤 泰浩 工学系研究科長、高橋 浩之 教授(ナノシステム集積センター長)が出席され、今後の連携について活発な議論が交わされました。

 

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写真左から:(熊大)宇佐川 毅 理事、大谷 順 理事、連川 貞弘 先端科学研究部長、(東大)加藤 泰浩 工学系研究科長、高橋 浩之 教授

 

連川先端科学研究部長は、日本の半導体分野を熊本から再興していきたいという期待を、加藤研究科長は、両者の連携により新たなシナジーを生み出していくことや、熊本大学の学生と大いに交流したいという期待を述べられました。

 

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調印式ののち、熊本大学工学部百周年記念館にて「熊本大学オープンイノベーションセンター(OIC)及び東大分室開所式」が開催され、工学系研究科からは加藤 泰浩 研究科長、高橋 浩之 教授(ナノシステム集積センター長)が出席されました。

 

kumamoto_04kumamoto_05企業及び地方自治体等との連携を強化し、人材育成・産業創出への貢献や共創拠点としてのイノベーション・コモンズ推進を目的として運用が開始されたOIC内には、工学系研究科附属ナノシステム集積センターの分室が設置されました。ナノシステム集積センターは東京大学におけるナノテク研究の拠点である武田先端知ビルのクリーンルーム施設のユーザーを中心として組織され、共通インフラの整備や大型プロジェクトの獲得・実施を目指しています。OIC分室においては、センターのこれまでの知見を活かしたさまざまな活動が期待されます。

 

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高橋ナノシステム集積センター長は、分室の設置に感謝を伝えるとともに、今まさに新しく半導体に関連した設備などを整えている熊本大学とともに、大学内の知の産業界での活用や、個別の共同研究など、さまざまな連携を盛り上げていきたいと語りました。

 

・オープンイノベーションセンター(OIC)及び東大分室開所式 並びに 東京大学大学院工学系研究科と熊本大学大学院先端科学研究部(工学系)との部局間連携推進協定調印式の開催について
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2023-09-19-001