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原子力国際専攻 森勇稀さん(D1)が「UK - China International Particle Technology Forum VII」においてBest poster awardを受賞されました

 

2019年7月30日、原子力国際専攻(D1) 森勇稀さんが「UK - China International Particle Technology Forum VII」においてBest poster awardを受賞されました。この賞は、当学会における学生によるポスター発表の中で、特に優れていたものに与えられる賞です。

 

 

<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:Verification study on a coarse grain model in large-scale DEM-CFD simulation

講演概要:固気混相流は粉体と気体が互いに影響を及ぼし合う流れのことで、粉体を用いる様々な装置において現れます。このような固気混相流の解析には実験の他に数値解析が広く用いられており、数値解析にはEuler-Lagrange的手法であるDEM-CFD法が広く用いられています。しかし、この手法によって大規模な固気混相流の数値解析を行うことを考えると、膨大な粒子数を扱わなければならないこと、および複雑な形状の壁面をモデル化することが困難という問題により、数値解析が困難でした。そこで我々は上述の問題を解決するためにDEM粗視化モデルおよびAdvanced DEM-CFD法と呼ばれる手法を組み合わせたIntegrated DEM-CFD法を開発しました。本研究ではこの手法によって実際の固気混相流を模擬できるのかを検証するため、これまで数値解析が非常に困難であった障害物の存在する流動層の数値解析を開発手法によって行い、その結果を実験結果と比較することで手法の妥当性を検証しました。

 

<今後の抱負・感想>
この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。日頃から研究のご指導を賜っている酒井幹夫先生、共同研究先として研究をご指導くださった英国サリー大学のCharley Wu先生に深謝します。また、研究室の秘書さん、先輩・後輩にも感謝いたします。今後とも一層研究活動に精進し、更に研究内容を発展させていきたいと考えております。