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応用化学専攻 河島圭佑さん(M2)が第55回日本生物物理学会年会において第2回日本生物物理学会学生発表賞を受賞されました

 

2017年9月20日、応用化学専攻 河島圭佑さんが第55回日本生物物理学会年会において第2回日本生物物理学会学生発表賞を受賞されました。この賞は第55回日本生物物理学会年会において優れた発表に与えられる賞です。

 

 

<受賞された研究・活動について>
光合成における光エネルギーから電気化学エネルギーへの変換は、光合成反応中心蛋白質 (RC) において行われます。RCには酸化還元活性を持つ、コファクターと呼ばれる分子が擬二回回転対称に配置されており、A-、B-ブランチと呼ばれる左右対称な電子移動経路が存在します。しかし、現実にはA-ブランチのみで電子移動が行われることが知られています。
本研究では、蛋白質の分子構造に基づき、Poisson-Boltzmann方程式を用いて各コファクター分子の酸化還元電位を算出しました。これにより、A-ブランチのみで電子移動が行われる原因がRCの持つ酸素発生能に起因することをつきとめました。

 

 

<今後の抱負・感想>
このたびはこのような賞を受賞することができ、光栄に思います。
日々多くのディスカッション・ご指導をしてくださる石北教授および、研究室の皆様には大変感謝しております。
今後も研究活動に励み、新たな発見を行っていきたいです。