2017年3月10日、電気系工学専攻 修士1年 橋爪 崇弘さんが、情報処理学会 第53回 ユビキタスコンピューティングシステム研究会(SIGUBI)にて優秀論文賞を受賞されました。この賞は、情報処理学会 第53回 ユビキタスコンピューティングシステム研究会(SIGUBI)にて学生により投稿・発表された論文の中で優秀とされた論文に与えられる賞です。
<受賞された研究・活動について>
スマートデバイスの普及により生体認証は日常的に使用できる技術となっている。生体認証においては認証に必要な情報だけではなく、ユーザの健康に関する身体情報も同時に取得できる可能性がある。これを実現することにより、例えばユーザは携帯電話をアンロックする際に自身の健康情報を同時に記録することが可能となり、ライフログなどのアプリケーションに活用できる。本論文にてこのようなシステムのコンセプトを Dual-purpose security として提案し、Dual-purpose security の一例として、指紋認証と同時に指尖容積脈波(指先や耳などから取得する心拍に基づいた波形)を取得するシステムを試作し評価を行った。
<今後の抱負・感想>
受賞できたことを励みにして今後とも研究を行なっていきたいと思います.コンセプトが評価されたと感じているので、更なる改良を行ない、ユーザースタディを通してシステムの有用性を検証していきたいと思います。