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精密工学専攻(D3)岩滝宗一郎さんが動的画像処理実利用化ワークショップ DIA2019 研究奨励賞を受賞されました

 

2019年3月7日、精密工学専攻(D3)岩滝宗一郎さんが、動的画像処理実利用化ワークショップ DIA2019 において、研究奨励賞を受賞されました。

動的画像処理実利用化ワークショップ DIA2019 研究奨励賞は、ワークショップに提出された論文を選考し、優れた若手 (35歳まで) 研究者に奨励賞を授与するものです。


 

 

<受賞された研究・活動について>
発表タイトルは「レーザレーダと複数のカメラを用いた任意視点映像提示システムのセンサキャリブレーション」です。
人が立ち入ることが困難な現場では、遠隔操作で建設機械を操作しますが、その際の周囲の状況と機体の状況を操作者に提示することが重要です。
そこで、私は、機体に搭載したレーザレーダや複数の魚眼カメラのデータから任意の視点から機体を見ているような映像を生成するシステムの開発を行っています。
そのような任意視点映像提示システムでは、各カメラとセンサの機体に対する位置合わせ(キャリブレーション)が視認性の良い映像を生成するためには必要です。
また、実際に任意視点映像提示システムを広く適用するためには、キャリブレーション操作が繁雑ではないことが重要です。
今回、機体の形状データや環境中に設置した平面などを用いて、一度のデータ取得でレーザレーダと魚眼カメラの位置合わせが実施できるようになりました。

<今後の抱負・感想>
今回このような賞をいただくことができ、非常に光栄に思います。
これも指導してくださった先生方、研究に協力いただいた共著者の皆様、研究室の皆様のおかげだと思います。
これを励みにしてさらに研究を進めてまいります。