東京大学オープンキャンパス2013
東京大学オープンキャンパス2013 模擬講義
模擬講義
スマートヘルスケア時代に向けたナノ診断デバイス 一木隆範先生(バイオエンジニアリング専攻)
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開催時間:10:30〜11:15
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受付場所:工学部 2号館 212番教室前
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開催場所:工学部 2号館 212番教室
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定員:180名
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内容:日本では高齢化社会が進む中、社会保障の負担も大きくなり、医療の進化が求められています。また、高齢化は日本だけでなく、世界的に起こっている現象で、医療はグローバルな課題になっています。そのような中で,疾患の症状や組織の障害が起こる前に高い精度で疾患を診断あるいは予測するための早期診断技術が注目されています。血液、唾液、尿などの体液中に含まれる分泌型マイクロRNAを迅速測定する診断デバイスの開発を例に紹介し、これからのナノ医療技術を考えます。
小は大を兼ねる?~超小型人工衛星による新しい宇宙開発・利用を目指して~ 中須賀真一先生(航空宇宙工学専攻)
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開催時間:10:30〜11:15
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受付場所:工学部 2号館 213番教室前
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開催場所:工学部 2号館 213番教室
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定員:340名
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内容:従来の数トン、数百億円の人工衛星では、国がメインの利用者となるだけで宇宙利用がなかなか広がらないのが現状である。50kg以下の超小型衛星がその問題をどう変えられるか、「小は大を兼ねる」世界を目指した大学発の衛星による挑戦を紹介する。
小さな機械で極限を測る 米谷玲皇先生(機械工学専攻)
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開催時間:11:30〜12:15
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受付場所:工学部 2号館 212番教室前
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開催場所:工学部 2号館 212番教室
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定員:180名
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内容:近年、加速度センサに代表される機械デバイス(MEMS: Microelectromechanical systems)が、スマートフォンやゲーム機,自動車など様々な分野で利用され、我々の生活を豊かにしている。本講義では、身近にあるMEMS素子を紹介するとともに、それら機械デバイスのさらなる微細化により達成される質量や変位などの極微小物理量の極限計測について述べ、ナノスケールの機械素子(NEMS: Nanoelectromechanical systems)が持つポテンシャルについて紹介する。
1分子計測技術によるナノバイオテクノロジー 野地博行先生(応用化学専攻)
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開催時間:11:30〜12:15
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受付場所:工学部 2号館 213番教室前
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開催場所:工学部 2号館 213番教室
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定員:340名
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内容:みなさんの細胞の中では、大きさナノメートルの分子機械がギュウギュウにつまっていて、押し合いへし合いしながら働いています。それぞれ、一個もしくは数個で複雑な反応を行う分子機械です。その多くは、形を変形させなながら仕事をしています。この講義では、分子機械が働く様子を「見る」技術や「操作する」技術を紹介し、分子機械と人間が作った機械との根本的な違いについて紹介します。また、分子機械を創る研究の最前線や、分子機械の計測技術を応用したナノ医療に役立つ技術開発に関しても紹介します。(ナノメートル:10-9メートル)
日本の海からエネルギーを~浮体式洋上風力発電~ 平林紳一郎先生(新領域創成科学研究科)
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開催時間:13:30〜14:15
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受付場所:工学部 2号館 212番教室前
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開催場所:工学部 2号館 212番教室
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定員:180名
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内容:東日本大震災後、エネルギーの確保が喫緊の課題となっています。日本をとりまく広大な海洋空間は再生可能エネルギーの宝庫であり、海洋からエネルギーを取り出す壮大なプロジェクトが動き出しています。有望な海洋再生可能エネルギーである浮体式洋上風力発電のしくみと現状について紹介し、今後エネルギー問題とどう向き合っていくのか考えていきます。
建築グリーン化指令!! エネルギーを使わずにみんなの生活を守ろう! 前 真之先生(建築学専攻)
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開催時間:13:30〜14:15
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受付場所:工学部 2号館 213番教室前
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開催場所:工学部 2号館 213番教室
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定員:340名
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内容:みなさんが生活している住宅、そして将来働くことになるオフィスは、日々膨大なエネルギーを消費しています。そして建築関係から出るCO2排出量は、日本全体の1/3を占めています。でも建築には、人々の生活と命を守る大事な責任があります。そこで世界中で研究されているのが、エネルギーを使わずに快適な空間を作り出す「グリーン建築」。みんなで、未来の建築とみんなの生活を想像してみましょう
物質の中に広がる量子力学の世界 求 幸年先生(物理工学専攻)
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開催時間:14:30〜15:15
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受付場所:工学部 2号館 212番教室前
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開催場所:工学部 2号館 212番教室
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定員:180名
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内容:我々の身の回りにある物質が示す性質の多くは、物質の中を運動する電子の振舞いで決まっている。膨大な数の電子がお互いに影響し合うことで、個々の電子からは全く予想もつかない性質が現れてくる。量子力学の誕生以来、飛躍的に進んできた固体電子論を基盤とした物質科学を概観するとともに、高温超伝導やトポロジカル絶縁体などの最先端の研究を紹介する。
R U Sexy? ~データサイエンス入門~ 鳥海不二夫先生(システム創成学専攻)
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開催時間:14:30〜15:15
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受付場所:工学部 2号館 213番教室前
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開催場所:工学部 2号館 213番教室
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定員:340名
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内容:近年コンピュータ技術の発展により,いわゆるビッグデータと呼ばれるペタレベルのデータが蓄積されるようになっています.このようなデータに対して,統計分析やデータマイニングの技術を適用することで,これまでに分からなかった様々な事実が明らかになり,今非常に強い注目を集めています.今後の10年でもっとも熱い分野になるといわれているデータサイエンスについて,実例を通して紹介します.(ペタ:1015)