2026年9月24日、都市工学専攻 廣井研究室 後藤 裕瑛さん(D1)が日本自然災害学会 第45回学術講演会発表優秀賞を受賞されました。
日本自然災害学会 第45回学術講演会発表優秀賞
日本自然災害学会では、学術講演会で優れた発表を行った若手研究者(年末時点で満35歳以下または、学生の方)に対し学術発表優秀賞を授与します。
受賞された研究内容・活動について
タイトル:
令和7年大船渡市林野火災における住民避難行動に関する分析
研究内容:
令和7年大船渡市林野火災は平成以降国内最大の焼損面積を伴う林野火災となりました。林野火災からの避難の研究は途上であり、知見が不足している現状を踏まえ、本研究はアンケート調査(67項目、回収率34%)による避難行動の把握を行いました。結果として、国内の市街地火災と比較すると、行政による情報伝達が火災の覚知に寄与する点が共通していますが、林野火災の場合は視覚的に火災を覚知することが難しいことから自治体の情報提供が極めて重要であること、本火災では周囲の人との声掛けよりも行政からの情報発信が迅速な避難に寄与したことが大きな違いとなることがわかりました。この結果から、林野火災による影響を受ける可能性がある地域においては、行政による情報伝達手段整備の必要であることが示唆されるものとなります。
今後の抱負・感想
この度は学術発表優秀賞を賜りまして、大変光栄に存じます。昨年進学時より携わらせていただいたプロジェクトですが、当時林野火災は非常に稀な事象であり、林野火災とはどういうものなのか、その避難・復興はどうあるべきなのか、見当もつかない状態でした。そのようななか、研究室の先生方のご指導、プロジェクトに参画する他大学の先生方との交流、大船渡市役所の方々からのご報告、被災者の方々からの貴重なご意見もあり、一つの研究成果としてまとめることができました。
この場をお借りして関係各位に御礼申し上げますとともに、大船渡市の復興及び、各地の防災力向上に資するべく、今後も研究活動に邁進する所存です。
日本自然災害学会 第45回学術講演会 発表優秀賞受賞者:https://www.jsnds.org/annual_conference/award.html