2025年11月12日、電気系工学専攻 高橋 亮 特任助教が第42回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムにおいて奨励賞を受賞されました。
奨励賞(第42回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム)
奨励賞は、「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムの研究発表において、優秀な講演を行った若手研究者などに贈られる賞です。
受賞された研究内容・活動について
奨励賞を受賞された研究・活動は、指輪型超省電力ウェアラブルマウス「picoRing mouse」に関するものです。この研究の主な成果は、超小型・超軽量(5g)な指輪型デバイスでありながら、極めて優れた省電力性能を実現した点にあります。指輪ーリストバンド間で高感度な磁界バックスキャタ通信を利用することで指輪の通信に関わる消費電力を大幅に抑え、わずか27mAhの小型バッテリーで最大1,000時間(約1か月以上)という長時間連続駆動を可能にしました。picoRing mouseは、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)空間における直感的で自然なユーザーインターフェースを提供します。
https://www.youtube.com/watch?v=7RazVNMx0Ms
第42回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム:受賞者リスト
https://sensorsymposium.org/wp-content/uploads/SS42_Award_Winners.pdf
今後の抱負・感想
このような賞を頂き、大変光栄です。ともに挑戦的な研究に取り組んで下さった共同研究者のみなさまや、研究生活をサポートして下さったみなさまに感謝いたします。本論文が今後のウェアラブルデバイスの発展への貢献となれば幸いです。