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「東京大学工学部機械系学科スターリングエンジン演習」が日本機械学会教育賞を受賞されました

作成者: Public Relations Office|Apr 28, 2025 7:42:44 AM

2025年4月24日、「東京大学工学部機械系学科スターリングエンジン演習」が日本機械学会教育賞を受賞されました。

日本機械学会教育賞
機械工学・工業分野に関わる教育活動において顕著な業績をあげた会員個人またはグループに贈られる賞です。

受賞された研究内容・活動について
「東京大学工学部機械系学科スターリングエンジン演習」
機械工学科、機械情報工学科の学部3年生(約140 名)を対象として、スターリングエンジン(以降、SE)の設計および製作を実施してます。
5~6 名の学生が1つの班を構成し、各班で1つのSEを設計、製作、性能評価をし、プレゼンテーションも行う内容で、1回の演習は3.5時間、全20回程度で実施し、担当する教職員は約30名、演習をサポートするTA学生(大学院生)約30名と、本学科において最も大きな規模の演習です。
学生は、機械工学の基盤学問である熱工学、流体力学、機械力学、材料力学、設計工学・生産工学の知識を、横断、統合してSEの設計、製作に取り組みます。また、チームワーク、コンセプト設計、スケジュール管理、プレゼンテーションというエンジニアに必須な設計プロセスを一貫して教育する位置づけともなっています。さらに、複数の教員で学生指導を担当することで、指導法やノウハウを教員間で共有し、特に新任、若手教員へのエンジニアや教員としての教育の場ともなっています。

今後の抱負・感想
ものづくりを通じて機械工学の価値を学生、教員とも再認識するとともに、次世代を担う人材の育成、技術の発展に引き続き貢献してゆきたいと思います。(代表者:山﨑 由大 教授)

 



本賞を受賞されたグループメンバーリスト(下記画像をクリックすると大きく表示されます)

一般社団法人日本機械学会 2024年度(令和6年度)学会賞:
2024 年度日本機械学会教育賞
https://www.jsme.or.jp/event_project/award/award-list/