2025年1月30日、電気電子工学科 田畑・松井・関研究室 曽根高 立樹さん(B4)がSymposium on Hyper-Ordered Structure SciencesにおいてPlatinum Awardを受賞されました。
Platinum Award
本賞は、Symposium on Hyper-Ordered Structure Sciencesにおいて、優れたポスター発表を行った学生に授与されます。
受賞された研究内容・活動について
【受賞した研究】Ritsuki Sonetaka, Md Shamim Sarker, EMK Ikball Ahamed, Hiroyasu Yamahara, Hitoshi Tabata, "High-temperature spin cluster glass Lu3Fe5-2xCoxSixO12 and its application for neuromorphic computing", Symposium on Hyper-Ordered Structure Sciences, London, UK, Jan. 2025.
【内容】スピングラスは非常に微小な磁石であるスピンがランダムな方向を向いて固まった磁性体です。その理論研究は脳の連想記憶や機械学習など様々な分野に影響を与えてきましたが、全体として強い磁性を持たないことや転移温度が非常に低いことからデバイス応用はほとんど報告されていません。本研究では、強いスピン間相互作用を持つルテチウム鉄ガーネットに対して異方性を持つコバルトイオンと非磁性のシリコンイオンを置換することにより室温でのスピングラス状態を確認し、さらに脳型コンピューティングの一種であるリザバーコンピューティング動作を室温で実証することに成功しました。
今後の抱負・感想
このような賞を頂いたことを大変光栄に思います。指導教員である田畑先生のご指導、並びに研究室メンバーのサポートに感謝いたします。これからも一層研究に励んでまいります。