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機械工学専攻 小夜 結利花さん(D1)が日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞されました

作成者: Public Relations Office|Feb 13, 2025 5:29:26 AM

 

2024年11月21日、機械工学専攻 数理設計工学研究室 小夜 結利花さん(D1)が日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞されました。

 

 

日本機械学会若手優秀講演フェロー賞

本賞は、日本機械学会の支部・部門が主催する講演会において、優れた講演を行った26歳未満の会員に授与される賞です。

 

受賞された研究内容・活動について

小夜結利花,山田崇恭,リンク同士の重なりを有するリンク機構のトポロジー最適化を目的とした2層構造の数理モデルの開発,第37回計算力学講演会,日本機械学会,2024年10月18日-20日,仙台,OS-0113.

 

本研究では、リンク同士の重なりを有するリンク機構のトポロジー最適化の実現に向けた、マイクロポーラ弾性体の考え方に基づく2層構造の数理モデルを提案しました。重なり合うリンク間の相互作用を考慮するため、ジョイント材料部にばねを導入することで2層の変位場を結合させる手法を提案しました。また、出力部が所望の運動を実現するとともに、機構として適切な自由度を維持するように最適化問題の定式化を行いました。

 

今後の抱負・感想

このたびは本賞を授与いただき、大変光栄に思います。本研究を進めるにあたり、ご指導いただいた山田准教授や議論を交わした研究室の皆様に心より感謝申し上げます。本研究では、リンク機構の最適設計に関する課題に取り組み、その成果を発表させていただきました。本賞を糧に、より一層研鑽を積み、機械工学の発展に貢献できるよう努めてまいります。