東京大学アト秒レーザー科学研究機構(I-ALFA)では、アト秒レーザーパルスを国内外の様々な分野の研究者に供給することができるユーザー利用施設「アト秒レーザー科学研究施設(Attosecond Laser Facility: ALFA)」を設立するために、2022 年 11 月、学内9部局の協力を得て、総長室総括委員会の下にアト秒レ ーザー科学研究機構(Institute for Attosecond Laser Facility : I-ALFA)を設置いたしました。国際的に開かれた共同利用施設である ALFA には、我が国で長年培われた最先端のレーザー技術を結集したアト秒パルスビームラインが設置される予定です。 ALFA において展開されるアト秒レーザー光を用いた先端的な基礎および応用研究は、物質中や界面に誘起されるさまざまな素過程や物性を解明するとともに、新たなイノベーションを創出するものと期待されています。
この度、そのフロンティアが急速な発展を遂げているアト秒科学を紹介するとともに、2023年にアト秒科学分野に与えられたノーベル物理学賞を記念するために、ノーベル賞受賞者である Pierre Agostini 博士をお迎えして、Agostini 博士による講演会ならびに国際シンポジウムを東京大学150周年関連イベントの一つとして開催いたします。
当日のプログラム等の詳細は以下をご参照ください。
https://i-alfa.u-tokyo.ac.jp/topics-182.html
日 時:2024年9月26日(木)13:00-15:20(開場12:25)
会 場:東京大学 安田講堂(本郷キャンパス) *日英同時通訳付
対 象:学生・教職員・一般(参加無料)
申 込:事前登録( 先着500名/オンサイトのみ) https://bit.ly/3MxNUff
同時配信:https://www.youtube.com/UTokyoScience
(東京大学大学院理学系研究科・理学部 YouTubeチャンネル)
■Pierre Agostini博士 プロフィール(Pierre Agostini、Emeritus Professor)
1941年生まれ。オハイオ州立大学の名誉教授であり、強レーザー場物理学およびアト秒科学分野における先駆的な研究で知られる。特に超閾イオン化(above-threshold-ionization)の観測およびアト秒光パルスの特性評価のためのRABBITTの開発で知られている。2023年にノーベル物理学賞を共同受賞した。
© The Ohio State University. Photo: Krystal Kenney
Special Lecture by Prof. Pierre Agostini – Celebrating the Nobel Prize in Physics on Attosecond Science
Organized by Institute for Attosecond Laser Science
13:00 – 15:30, September 26th (Thu), 2024 Yasuda Auditorium, Hongo Campus