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精密工学専攻 北森 洸人さん(M2)が精密工学会春季大会学術講演会でベストプレゼンテーション賞を受賞されました

作成者: Public Relations Office|Jun 14, 2024 2:56:01 AM

 

2024年3月14日、精密工学専攻 北森 洸人さん(M2)が精密工学会春季大会学術講演会でベストプレゼンテーション賞を受賞されました。

 

 

ベストプレゼンレーション賞

精密工学会の学術講演会において優れた講演発表を行った35歳以下の発表者に対して贈呈されます。

 

受賞された研究内容・活動について

「熟練者、未熟練者の点検行動の比較に基づくプラント点検知識の抽出」

北森 洸人, 梅田 靖, 太田 順, 淺間 一, 笠原 清司, 大和 尚也, 伊藤 裕之, 大東 泰三, 田村 直,加藤 俊哉, 是永 真泰, 笹村 晃伸, 野中 史彦.  (2024).

2024年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集, E31, (pp.476-477). 東京,2024年3月12日~14日

石油プラントにおける日々の巡回点検では熟練者のほうが未熟練者より多くの故障の予兆を発見することが経験的に知られています。本研究では、熟練者と未熟練者の点検行動を比較して違いを明確にし、見られた違いについて両者にヒアリングを行うことで、熟練者がどのような意識で点検を計画しているか明らかにすることを試みました。結果として、熟練者は計器の表示する値を過信せず、触診して機器の健全性をダブルチェックするなど、4種類の特徴がみられ、意図的に未熟練者よりも注意深く点検をしていることを明らかにしました。

 

今後の抱負・感想

この度、このような賞をいただくことができ大変光栄であるとともに、支えいただいた方々への感謝の気持ちでいっぱいです。自分の研究はまだまだ未完成なので、さらなる点検行動の分析を行うことで、熟練者の点検戦略をより鮮明にできるよう精進します。