2024年2月28日、連携パートナー(企業・法人)62機関(118名)、本学教員32名が一同に会し、「第1回工学系連携パートナー懇談会」が盛大に実施されました。
日時:2024年2月28日 15:30〜17:15(第一部講演会)、17:30〜19:00(第二部懇談会)
場所:山上会館(大会議室、談話ホール)
第1部 講演会(山上会館 大会議室)
○開会挨拶 工学系研究科長 加藤 泰浩
○工学系社会連携講座の状況 工学系研究科社会連携・産学協創推進室 室長 石田 哲也
○社会連携・産学協創推進室が提供するサービス 同 副室長 脇原 徹
○社会連携講座 活動状況紹介
・講座の長期継続を実現する運営方法 株式会社小松製作所 高野 史好
工学系研究科機械工学専攻 中尾 政之、長藤 圭介
・東大連携を自社の人材育成に活用 日本ペイントコーポレートソリューションズ 石井 俊行
工学系研究科総合研究機構 脇原 徹
・講座活動として学生のアイデア・パワーの活用
ソニーピープルソリューションズ株式会社 杉上 雄紀
工学系研究科機械工学専攻 中尾 政之、長藤 圭介
・地域連携によるフィールド実証 イオンモール株式会社 渡邉 博史
工学系研究科都市工学専攻 藤田 壮
○メタバース工学部活動紹介 工学系研究科総合研究機構 脇原 徹
○閉会挨拶 工学系研究科副研究科長 熊田 亜紀子
第2部 懇談会(山上会館 談話ホール)
参加者数:
・第1部 連携パートナー関係者 62社 118名(会場:85名、オンライン:33名)
工学系教員 32名
・第2部 連携パートナー関係者 61名、 工学系教員 31名
当日の状況
【第一部 講演会】冒頭の加藤工学系研究科長から挨拶では、多数の参加に対する御礼とともに、教員とパートナー企業及びパートナー企業間の横連携のさらなる活性化に対する期待が述べられました。次いで、社会連携・産学協創推進室の石田室長から、現在の社会連携講座の設置状況(設置件数、平均金額、専攻別設置状況等)の報告がなされ、その後、脇原副室長より、社会連携・産学協創推進室が提供するサービスに関する説明が実施されました。
次のセクションでは、4件の社会連携講座の特徴的な活動が紹介されました。各講座とも、企業側の説明者と担当教員が登壇し、それぞれの視点で講座の特徴を説明しました。小松製作所からは、社会連携講座の長期継続の秘訣(5期、17年以上)が、日本ペイントからは、工学系研究科が提供する社会人のためのリカレント教育制度の活用方法が紹介されました。ソニーピープルズソリューション、イオンモールの両社からは、「新技術の共同研究」とは一味も二味も違う社会連携講座の活動について紹介されました。
最後のセクションでは、2022年10月より開始された「メタバース工学部」の活動内容について脇原教授から紹介されました。
各講演者より熱のこもった説明を聞くことができ、参加者の皆様にはご満足いただけた、と思います。反面、質疑応答の時間が十分に確保できなかった、という点が反省点です。
【第二部 懇談会】
第一部の参加者のほとんどが第二部懇談会にも参加いただき、山上会館の談話ホールが一杯になりました。冒頭で、津本副研究科長にご挨拶を頂いた後に、乾杯の音頭も取っていただきました。その後の懇談の時間帯は、初めて顔を合わせた教員との名刺交換、第一部の登壇者への質問、企業の方々同志の情報交換等がここかしこでおこなわれ、あっという間に時間が経過しました。
18:45に、前の工学系研究科長である染谷教授(現 大学執行役・副学長)から締めの挨拶をいただき、中締めとなりました。
【参加者からのコメント(アンケートより)】
・社会連携講座をスクラッチから立ち上げるプロセスについて、あらためて説明していただければ幸いです。とりわけ
未知の研究室とのマッチングプロセスがどの様に行われるのかを知りたい。
・社会連携講座間の協働の取り組みがあれば取り上げていただきたい
・複数企業が参加する社会連携講座について、きっかけや運営上のトピックスなど
・今回のような聴講して参加者に示唆を与えて頂けるような内容を期待致します。
・今回の事例紹介は非常に参考になりました。複数の教員がどのような形で連携して活動しているかについて是非取
り上げて頂きたいと思います。
・多くの教員の方と交流させて頂ける貴重な機会でしたので、引き続きよろしくお願いいたします。
以上