2023年6月1日、総務省関東総通局主催の令和5年度「電波の日・情報通信月間」記念式典が開催され、システム創成学専攻 中尾 彰宏 教授が「情報通信月間 関東総合通信局長表彰」を受賞されました。
受賞された研究・活動について
次世代サイバーインフラについて研究し、複数の産学官連携プロジェクトのリーダーを務めるとともに、地域における課題解決に向けた実証実験などを通じて、ローカル5GやBeyond5Gの普及展開に多大な貢献をされました。
今後の抱負・感想
最近の大規模な通信障害で我が国の社会経済活動に大きな支障が出たことは記憶に新しく、社会経済活動や生命の維持のために情報通信を基礎とするサイバー世界を支えるインフラ「次世代サイバーインフラ」が重要であることは全国民が認識することとなりました。
我々の研究室では、「人類のライフラインとしての次世代サイバーインフラの研究開発」を推進しています。
大容量・超低遅延・超多数接続に加えて、低消費電力、安全性(量子暗号)、拡張性(宇宙・海洋)、自律性(機械学習・AI)などの通信の特徴を飛躍的に進化させる次世代の情報通信技術(Beyond5G/6G、ローカル5Gなど)が必要です。
今回の受賞は、関係の皆様のご支援をいただき、Beyond5Gやローカル5Gの研究開発を通して、地域課題の解決や産業振興、そして、富士山/海洋など通信が脆弱な地域へ通信を民主的に配備するフィールド実証を進めたことが評価されました。
今後も、人類にとってのライフラインとしての次世代サイバーインフラの研究開発を推進して参ります。