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中野 純研究員、鈴木 雄二教授が Power MEMS 2015において Best Paper Award を受賞されました

作成者: Public Relations Office|Jan 13, 2016 3:00:00 PM

 

2015年12月2日、機械工学専攻 中野 純研究員と鈴木 雄二教授が、15th International Conference on Micro and Nanotechnology for Power Generation and Energy Conversion Applications (PowerMEMS 2015)に於いて Best Paper Award を受賞されました。この賞は、170件の投稿論文のうち,1件のみにBest Paper Award が与えられます。

 

 

<受賞された研究・活動について>
近年、ウエアラブル・デバイスを電池無しに駆動することを目的とした環境振動発電デバイスが注目されています。人体の運動に適合した回転型の発電機がこれまで試作されてきましたが、電磁誘導や圧電方式では効率が悪いという欠点がありました。本研究では、フッ素樹脂に電荷を固定したエレクトレットを用いて、簡単な構造で比較的大きな出力を得ることのできる回転型発電機を提案し、MEMS技術を用いてプロトタイプを試作しました。

 

 

 

<今後の抱負・感想>
まだ発展途上のデバイスですが、エレクトレットをウエアラブル・デバイス向けに用いたということと、実用化への大きな期待もあって選ばれたのだと思います。産学連携を通じて世の中に出せる技術とすべく研究を続けていきたいと思います。