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安琪 特任助教らが ICAM2015においてICAM Honorable Mentionを受賞されました

作成者: Public Relations Office|Jan 3, 2016 3:00:00 PM

 

精密工学専攻 精密工学専攻 安琪 特任助教、山川博司 技術専門員、山下淳 准教授、淺間一 教授らが、International Conference on Advanced Mechatronics (ICAM2015)に於いてICAM Honorable Mentionを受賞されました。

この賞は、The 6th International Conference on Advanced Robotics における186件の原稿に対して、2名以上の査読と3名以上による発表の審査が行われ、1件のBest Paper Awardと9件のHonorable Mentionが選ばれました。

 

<受賞された研究・活動について>

ヒトは日常生活において単一動作を巧みに組み合わせることで複雑な運動を実現している。従来研究では、ヒトの起立動作や歩行動作は筋シナジーと呼ばれる少数のモジュールを組み合わせることで達成されることが報告されているが、起立から歩行のように遷移する動作がどのように実現されているかは明らかになっていない。

本研究では、通常の起立動作、歩行動作、起立から歩行へ遷移する動作時の身体起動・床反力・筋活動などを計測し、筋シナジーを算出し、結果として起立と歩行の筋シナジーによって、起立から歩行への遷移動作は生成されることが示唆された。また動作遷移時にはそれぞれの筋シナジーは初期の運動量生成や1歩目の踏み出しの役割を果たしていることがわかった。

 

 

<今後の抱負>

今回のテーマは新しく始めた研究でしたが、素晴らしい賞を頂くことができて、光栄です。日常生活における動作の遷移メカニズムを明らかにすることで、高齢者や疾患患者の評価・運動機能改善を行うことができるよう今後とも頑張っていきます。

 

URL:http://www.jubi-party.jp/icam2015/award.html