化学生命工学専攻

化学生命工学専攻

化学と生命のハイブリッド化による新物質・新機能を創造する科学

自然に学び自然を越える化学反応の発見、生物をお手本にした新材料の創出あるいはプロセスの構築、化学の力を借りた生命現象の解明、天然を越える高機能人工蛋白の創造...
これら次世代のサイエンスやテクノロジーは,従来独自に発展してきた「化学」と「生命」の研究領域が工学的センスの上に融合した「化学生命工学」においてはじめて築くことができます。化学生命工学科・化学生命工学専攻においては、有機化学から生命工学までの"分子"を共通のキーワードとする幅広いスペクトルの研究・教育を行っています。

教員紹介

分野・コース

化学生命工学専攻では、コース分けはおこなっていません。化学と生命を融合するところに新しい学問分野が生まれると考えているからです。 「生命」よりの領域では,化学を有力な武器として生命現象を分子レベルで解明することを基盤としつつ,従来の工学システムとの連携をもはかることにより,自然を凌駕する生命分子,生命システムの創造と応用を目指しています。
「化学」よりの領域では,高効率,高選択的な新しい有機合成・高分子合成の方法論を開拓し,それを基に,自然を凌駕する優れた機能を有する超分子・超材料の創造を目指しています。

進路

修士卒業生の20-30%は博士課程に進学します。
修士課程修了で就職する場合は、総合化学会社や石油化学会社、製薬・食品・コスメティクスなどのメーカーで研究職に就く人が多いようです。科学の知識を活かして、官公庁や商社で活躍する人もいます。博士課程修了後は、かつては大学や国公立研究機関で研究活動を続けるのが主流でしたが、最近では民間企業で研究職に就く場合も増えています。外国留学をして、さらに研究を続ける人もいます。