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東大・MIT国際講義・マテリアル工学入門が開催されました

 

教養学部総合科目「東大・MIT国際講義:マテリアル工学入門」では、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)と共同で講義を実施している。2010年の共同講義開始以来、毎年5月下旬にMITより学生および教職員の本学訪問を受け、交流を深めている。特に、訪問に合わせて「MIT-UT International Joint Symposium」と題した学生シンポジウムを開催している。いくつかの技術テーマを設定し、各テーマに関する今後の技術の方向性について、学生グループ(1グループは2 – 6人程度)によるプレゼンテーションを実施している。プレゼンテーションは、学生が独自に調査・検討した結果に基づいたものである。両大学でテーマを共通化していることもあり、学生間の活発な議論が行われてきた。

今年度は5回目のシンポジウム開催であり、2014年5月24日(土) 10:00 – 16:30に本郷キャンパス工学部マテリアル工学科セミナー室(工学部4号館205号室)にて開催した。MITからは学部生22名、L. C. Kimerling教授が参加した。東大側からは、教養学部学生23名、教職員3名、TAの大学院生1名が参加した。マテリアル工学科・石川靖彦准教授による開催挨拶の後、東大側から5件、MIT側から6件の計11件の学生グループによるプレゼンテーションが行われた。各プレゼンテーションの持ち時間は25分であり、発表後に質疑応答時間を設けた。例年以上に活発な議論が行われ大変有意義なシンポジウムとなった。最後にKimerling教授によるシンポジウムの総括があった。

一方、東大側では昨年度よりMITへの訪問を実施している。MITで秋学期の始まる9月に訪問し、MIT側の学生が受講している講義へ参加している。2回目の今年度は、学生14名および教職員2名で訪問を実施した。日程は2014年9月20日(土) – 9月26日(金)、うち9月22日(月) – 9月24日(水)の3日間に4講義を受講するとともに、MITおよび至近のHarvard大の施設を見学した。また、5月のシンポジウムで来日した学生との再会を喜び、交流を深めた。いずれの学生も今回の訪問が有意義であったとの感想であった。異国での経験が刺激となり、彼らがより一層学業および研究活動に励むこと、また将来の活躍を期待する。

 

2014年10月
東京大学工学部マテリアル工学科
准教授 石川 靖彦

 

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2014UT-MIT02.jpgのサムネール画像

"Introduction to Robotics" with Prof. Asada 

Harvard tour with UT OB 

 

 

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2014UT-MIT04.jpgのサムネール画像

In front of MIT Dome 

Get together party with MIT students