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原子力国際専攻 柘野善治さん(M2)が学生賞を受賞されました

 

2021年10月9日、原子力国際専攻酒井研究室 柘野善治さん (M2) が「粉体工学会第56回夏期シンポジウム」において学生賞を受賞されました。



<受賞した賞の名称と簡単な説明>
学生賞
夏期シンポジウムにおいて、優れた学生発表に対して贈られる賞です。

<受賞された研究・活動について>
発表のタイトル: 
コンテナブレンダーの粉体混合における密度偏析の抑制効果

講演概要:
粉体の混合は、最も標準的な製造工程の一つであり、製品の品質や生産効率に著しく影響を与える重要なプロセスです。コンテナブレンダーは最も代表的な産業用混合機の一つであり、混合と貯蔵の二つの役割を担っています。近年、粉体を扱う工程で気相の重要性が解明されつつありますが、混合機においては気流が粉体混合に与える影響がほとんど研究されていませんでした。また、コンテナブレンダーで密度が不均一な粉体原料を混合すると頻繁に粉体の分離現象(密度偏析)が生じて製品の品質が著しく低下することが知られていますが、メカニズムや抑制方法は明らかになっていませんでした。そこで本研究では、コンテナブレンダーの粉体混合における気流と混合メカニズムの関係性を明らかにし、さらに密度偏析のメカニズムを特定してその抑制方法を提案しました。

<今後の抱負・感想>
このような賞をいただき大変嬉しく思います。研究のご指導・ご鞭撻を賜りました酒井幹夫先生に深く感謝いたします。また、秘書様をはじめ、研究をサポートしてくださった研究室の皆様に心より感謝申し上げます。今後とも一層研究活動に邁進していきたいと思います。