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電子情報学専攻 池田 夏輝さん(M2)、 繁田 亮特任助教、川原 圭博教授がDICOMO2019シンポジウムにおいて優秀論文賞と優秀プレゼンテー ション賞を受賞されました

 

情報理工学研究科 電子情報学専攻 池田 夏輝さん(M2)、電気系工学専攻 繁田 亮特任助教、川原 圭博教授が、情報処理学会 マルチメディア、分散、協調とモバイル (DICOMO2019) シンポジウムにおいて、相変化材料を用いた熱電発電機構により駆動される高温域で動作可能なIoTセンサの理論解析という題目で登壇発表を行い、優秀論文賞(全論文(272件)の中で23件)と優秀プレゼンテーション賞(全論文(272件)の中で25件)を受賞されました。

 

<受賞された研究・活動について>
熱電素子を用いる熱電発電は、高温から低温に至るまで様々な熱源から電力を回収できる。しかし、機能させるには熱電素子の両面にきちんと温度差が生じる必要がある。我々は相変化中の相変化材料が外界と異なる温度一定層として働くことに着目した。本研究では、相変化材料を用い、温度勾配がない低温環境下や、空気と高温液体の間のように温度境界が曖昧な環境下などでも熱電素子両面に温度差を生じさせて熱電発電を可能とする手法を提案した。本論文では、まず発電量や発電継続時間などの理論解析を行い、さらに相変化材料を発電に用いる際の問題点に対する初期検討を行った。

 


<今後の抱負・感想>
皆様のお力添えで受賞することができました。今後も誠心誠意頑張る所存です。