2018年9月20日、原子力国際専攻 高畑和弥(D2)さんが「化学工学会第50回秋季大会」においてシンポジウム賞(プレゼンテーション賞)を受賞されました。
<受賞された研究・活動について>
講演タイトル:ロールミルにおける湿潤粉体のDEMシミュレーション
講演概要:3本ロールミルは、導電体ペーストや化粧品、インクの製造など、化学工学において広く用いられている。投入された湿潤粉体は回転速度と向きの異なるロール間で圧密され、液架橋力によって速いロール側に付着し、最も速いロール側へと運ばれていく。広く用いられている装置にも関わらず、なぜ速いロール側に付着するのかというメカニズムについては知られておらず、歩留まりの向上が困難という問題があった。本研究では液架橋力を用いたDEMによって、3本ロールミルにおける湿潤粉体流れのシミュレーションを行い、本研究によって初めて、湿潤粉体の付着挙動メカニズムの解明に成功した。
<今後の抱負・感想>
このような大変栄誉な賞をいただき、うれしく思います。研究のご指導を賜りました酒井幹夫先生ならびに研究室の皆様に心より御礼申し上げます。今後も一層研究活動に精進してまいります。