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化学生命工学専攻 鈴木 幸長さん(M1) が第6回CSJ化学フェスタ2016において優秀ポスター発表賞を受賞されました

 

2016年12月15日、化学生命工学専攻 鈴木 幸長さん(M1)が、第6回CSJ化学フェスタ2016において、優秀なポスター発表に授与される優秀ポスター発表賞を受賞されました。

 

<受賞された研究・活動について>
超分子重合は一般に逐次重合的に進むため、重合度や多分散度の制御は困難とされてきました。一方、2015年に我々のグループはコランニュレンというお椀状分子を利用し、開始剤・準安定モノマーからなる超分子連鎖重合の実現に成功しました。その継続研究として、分子デザインの異なるお椀状モノマーを合成し、溶液中での挙動を調べてきました。その結果、超分子連鎖重合を実現するためのモノマーの準安定状態は分子内水素結合の強さに大きく依存しており、絶妙な分子デザインのバランスの上で成り立っていることを明らかにしました。また分子内水素結合の強さが異なることで、溶液中での挙動が大きく異なることも見出しました。

 

<今後の抱負・感想>
このような賞をいただき、大変光栄に思います。御指導頂きました相田卓三教授をはじめ研究室の皆様に厚く御礼を申し上げます。これを励みに、より一層熱心に研究に邁進していきたいと思います。