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安琪 特任助教らが 14th International Conference on Intelligent Autonomous SystemにおいてBest Paper Award Finalistを受賞されました

 

精密工学専攻 精密工学専攻 安琪 特任助教、山川博司 技術専門員、山下淳 准教授、淺間一 教授らが、14th International Conference on Intelligent Autonomous Systemに於いてBest Paper Award Finalistを受賞されました。
この賞は、IAS14にて発表された100件以上の論文に関して、厳正なる査読が行われ、上位5件の論文に関して授与されました。

 

 

受賞された研究・活動について>

我々の研究グループでは、従来ヒトの起立動作に着目した研究を行ってきており、ヒトが運動を行う際には、筋シナジーと呼ばれる少数のモジュールが存在することを明らかにしてきた。

[参考]http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/topics/setnws_20151203175957715050636351.html

一方で他の先行研究から歩行動作においても筋シナジーの存在が示唆されている。日常生活においてヒトは単に立ち上がるだけではなく、多くの場合において起立後に歩行動作が伴う。しかしながら、起立から歩行へと遷移する動作がどのように実現されているかは明らかとなっていない。

本研究では、起立動作から歩行動作へと遷移する際の身体軌道・床反力・筋活動の計測と解析を行った。結果として、起立動作と歩行動作におけるモジュールから遷移動作が説明されることが分かった。また遷移動作時には、一歩の踏み出しや全身伸展・姿勢制御のフェーズに対応して適応的に筋シナジーを活動させていることが示唆された。

 

 

今後の抱負>

このような素晴らしい学会にて、Best Paper AwardFinalistに選出していただいて非常に光栄です。今度はBest Paper Awardが取れるようにさらに研究を進めていきたく思っております。