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原子力国際専攻 李碩さん(D3)が学生賞(優秀ポスター賞)を受賞されました

 

2021年10月14日、原子力国際専攻(D3)李碩さんが「第8回アジア粉体工学シンポジウム」において学生賞(優秀ポスター賞)を受賞されました。


<受賞した賞の名称と簡単な説明>
学生賞(優秀ポスター賞)
第8回アジア粉体工学シンポジウムにおいて、優れたポスターに対して贈られる賞です。

<受賞された研究・活動について>
ポスターのタイトル:LPOD-RBF法による流動化のモデル低次元化

講演概要:離散要素法(DEM)は、様々な工業プロセスにおける粒子の挙動をシミュレーションするために広く用いられています。しかし、装置の設計や運転条件の最適化にDEMを用いるには、膨大な計算コストがかかるという課題がありました。この問題を解決するため、本研究では,流動層内の大規模な固液二相流のシミュレーションするオイラー・ラグランジュ低次モデル(ELROM)を提案しました。ELROMの計算結果の巨視的な特性は、フルモデルの結果とよく一致し、シミュレーションの精度を損なうことなく、計算コストを大きく削減することができました。以上より、ELROMが固液混相流の大規模シミュレーションにおける、装置の設計や運転条件の最適化のための計算効率を大幅に向上させることが示されました。

<今後の抱負・感想>
この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。私の研究室のすべてのメンバー、特に段広涛博士と指導教官の酒井幹夫先生に心から感謝します。今後も、数値シミュレーションに全力で取り組んでいきたいと思います。