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原子力国際専攻 尾関 政文さん(M2)が第17回加速器学会年会 (PASJ2020)において口頭発表年会賞を受賞されました

 

2020年9月4日、原子力国際専攻 尾関 政文さん(M2)が、第17回加速器学会年会 (PASJ2020)において口頭発表年会賞を受賞されました。この賞は、研究活動・研究者生活の初期段階にある、学生および若手研究者を奨励することを目的とした賞です。

 

 

<受賞された研究・活動について>
研究タイトル:電子線形加速器を利用したRa-225/Ac-225 製造の基礎検討

概要:放射性医薬品の225Ac-PSMA-617は医療用RIであるAc-225を用いた前立腺がん治療薬であり、新たな治療法として期待されている。国内の臨床研究を推進させるため、電子ライナックを用いたAc-225製造手法の基礎検討を行った。
Ra-226ターゲットを用意し、γ線照射を行うと、反応によってRa-225が生成される。Ac-225はRa-225からの自然崩壊によって得ることができる。今回はAc-225の収量計算と照射中のRa-226ターゲットの熱計算を行った。

 

<今後の抱負・感想>
多くの方々に支えられ、名誉な賞を頂きました。
今後は東北大の電子光理学研究センターにて菊永先生、柏木先生のご指導のもと、実際にAc-225製造実験を進めていきます。