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精密工学専攻 佐伯 浩平さん (M1)、木下 裕介 講師、梅田 靖 教授がEcoDesign 2017国際会議においてBest Paper Awardを受賞されました

 

2017年12月1日、精密工学専攻 佐伯 浩平さん(M1)、木下 裕介 講師、梅田 靖 教授が、台湾・台南市で開催されたEcoDesign 2017: 10th International Symposium on Environmentally Conscious Design and Inverse Manufacturingにおいて、Best Paper Awardを受賞されました。

本賞は、会議に投稿されたフルペーパー査読の論文の中から、論文の内容、説得性、プレゼンテーションの質などによって評価されたものの中で優れた論文に贈られるものです。本論文は、Best Paper Awardに選ばれた計4本の論文のうちの1本として選ばれました。

 

 

<受賞された研究・活動について>

受賞論文:Kohei Saiki, Yusuke Kishita, Yasushi Umeda, “Describing Diffusion Scenarios for Low-Carbon Products Using Life Cycle Simulation,” Proceedings of EcoDesign 2017: 10th International Symposium on Environmentally Conscious Design and Inverse Manufacturing, D4-1, Tainan, Taiwan, Nov 29-Dec 1, (2017).


本研究は、太陽光発電パネルなどの低炭素製品を対象として、数十年という長期的なスパンにわたる製品の普及と環境への影響を分析するためのシナリオを作成・分析したものです。本研究の特色として、ライフサイクルシミュレーションという技法を用いることで、将来的な社会変化、製品の普及量、製品ライフサイクル全体のCO2排出量の関係を統合的に評価できるモデルを開発した点が挙げられます。このモデルによって、将来的なエネルギー・環境政策等の立案を支援できることが期待されます。

 

<今後の抱負・感想>
本研究の成果が認められ、エコデザイン分野で最も権威ある国際会議のひとつであるEcoDesign 2017において栄誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に思います。この受賞を励みとして、今後も研究活動を進めてまいります。