イベント
- 開催報告
- 2016
第22回東大テクノサイエンスカフェ 「デザインとものづくり」~設計手法と生産技術を学び、実際に紙粘土で形と作り方を考えてみよう!~
2016年7月25日、第22回東大テクノサイエンスカフェ「デザインとものづくり」~設計手法と生産技術を学び、実際に紙粘土で形と作り方を考えてみよう!~ を開催いたしました。
小4~高校生で31名、保護者31名の参加があり、2つの講演、粘土を使った工作、デザイン体験、密度の実験などを実施いたしました。
< 目的>
子どもたちにプロダクトデザインと量産技術の基礎を学び、デザインと生産技術のジレンマ・両立の重要性を実際の体験を通して学んでもらう
<参加者> 小4~高校年生 31名(保護者31名)
(応募総数339名:男 216名 女 119名 無記載 4名)抽選にて40名選抜
< 日時と場所>2016年7月25日(月)@ 11号館 講堂
<講演1 Lectures>
・設計手法の基礎、紙粘土を使ったデザイン体験 (中川聡 特任教授)
<活動 Hands-on activities>
・右脳と左脳のはたらきについて、図を書く
・紙粘土を使って、「やさしさ」のイメージを作る
・イメージ:目隠ししながら音楽を聴いて、色にする
・音楽を聞いて、そのイメージを紙粘土で表し、それをデザインする
<講演2 Lectures>
・生産技術の基礎、紙粘土を使ったものづくり体験 (長藤圭介 准教授)
<活動 Hands-on activities>
・粘土を使い、重さ、密度と形の違いと関係性を学ぶ
<アンケートより抜粋>
■生徒:
「ものを生産するときに型を使うことを初めて知った」(小4 女)
「デザインで人を助けてあげれることと、ものが製品が作られるまでのことが良く分かった。」(小5 女)
「ものを作るのに、こんなに、高度な技術を使うのが分かった。」(小6 男)
「射出成型のお話しが面白かったです。」(中1 女)
「生産と設計を両立させることの難しさが分かりました。デザインをすることは、とても楽しく、感性を使うことが大切だと知りました。」(中2 女)
「日常生活で使われる物1つ1つのデザインに成型や使いやすさの様々な考えがつめこまれていることが分かりました。」(中3 男)
「デザインを音から考えるというは考えたことがなかった。よく見られるプラスチックの製品の秘密を知ったのが面白かった。」(高1 女)
「型の作り方、またデザインと生産性の関係(が分かった。)」(高2 男)
「新しいデザインの恩恵を受けれらる人は10%」(高3 女)
■保護者
「互換を使って、デザインを空想(イメージ)して、可視化させていくという流れは、デザインに限らず子供が“なりたい自分になる”上で、とても大切だと感じました。日常生活の気づきのノートは親子共に実行してきたいです。長藤先生の「研究のながれ」はとても勉強になりました。」
「子どもの為の講演と思っていたが、親にも参加させてもらえる内容で、デザインの歴史や本の紹介など興味深く、親子でとても楽しませてもらえました。又これから身体的、体験的学習を沢山させたいと思います。」
「学生さんやスタッフの方が、ニコニコ明るく接してくれて、かなり緊張していた娘も少しリラックスできたようで、安心しました。手を動かす時間が多いのも退屈せず良かったです。
学生スタッフ7名、ボランティア1名:
下段左から:唐澤君、櫛田君、山田君、高賀さん(ボランティア)
上段左から:中根君、猪瀬さん、新谷君
写真なし:柳光君