機械工学専攻

機械工学専攻

安心安全で豊かな持続的社会を構築するために,新しい機械の創造を目指します。

機械工学専攻は1879年(明治12年)以来、機械工学分野に多くの人材を世に送り出しています。戦後の機械系は、鉄道、自動車、造船、航空機、重機、電機、鉄鋼等各種プラントなど、我が国の基幹産業を創り支える技術者の育成を担い、その後の産業界の分野の広がり、多様化の進展に対応して、教育、研究分野を柔軟に広げてきました。今は、力学、材料、熱流体、エネルギー、バイオ・医療、環境、設計、技術創造、医療福祉、産業・社会システムなどを対象として、現代社会にとって重要な課題を解決するための研究と教育が行われています。

教員紹介

分野・コース

機械工学の適用範囲は、日本の基幹産業である鉄道、自動車、重機、電機、鉄鋼等各種プラントの設計・生産・メンテナンス技術から、時代の先端を行く生体工学、環境工学、新エネルギーシステム、ナノテクノロジー、医療工学等まで多岐に渡っています。対象とする工業製品のサイズも、ナノスケールの半導体やカーボンナノチューブからマクロスケールの自動車・発電プラントまで幅広いスケールを扱っています。

教育

機械工学専攻では,産業界,学界で広く活躍できる人材の育成,高度な専門的研究・開発に優れた能力を発揮できる人材の育成を目指しています。四力学(材料力学,機械力学,熱力学および流体力学)を軸とした4分野と,技術を具現化する設計・生産の1分野,先端的融合分野であるバイオエンジニアリングの1分野,さらに機械工学を学ぶ上で必要となる数学,英語,ソフトウェアなどの共通基盤分野といった6+1分野にもとづいた講義を行っています。修士論文では、幅広い基礎知識をベースに、高度で多彩な産学連携研究に直接参加することを通じて、問題解決の実践力、コミュニケーション能力を磨きます。

進路

機械工学専攻では、企業と大学の長年の相互信頼関係のもと、就職の学科推薦を行っており、例年ほぼ半数の学生は学科推薦のルートで就職しています。学科推薦とは、学科推薦を依頼してきた企業とそこへ就職を希望する学生の仲介作業を中心に学生への支援業務を行うものであり、学科推薦のルートによれば、応募企業を1社に決める必要があるが、高い確率での採用が期待されます。

 

主な就職先

機械・輸送機器18%
(トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱重工業、IHI、コマツ、ファナック、etc)

 

情報・通信・サービス29%
(NTTグループ、ソフトバンク、ヤフー、ティアフォー、etc)

 

電機・精密機器26%
(キヤノン、ソニー、NEC、日立製作所、東芝、パナソニック、シャープ、三菱電機、オリンパス、キーエンス、etc)

 

材料・化学3%
(P&G、旭化成、富士フイルム)

 

商社・金融13%
(三菱商事、住友商事、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、J.Pモルガン、アクセンチュア、M&A、大和証券SMBC、etc)

 

インフラ7%
(JR東海、JR東日本、東京電力、東京ガス、etc)

 

官公庁4%
(国土交通省、海上保安庁、海洋技術研究所、特許庁、etc)