プレスリリース

テクノプロ・デザイン社と東京大学が共同研究契約を締結 -歩行障がいを持つ子供の身体に優しく、成長に柔軟に対応できるリハビリ支援機器・システムを開発- : 精密工学専攻 淺間一教授ら

 

株式会社テクノプロ(以下「テクノプロ」)の社内カンパニーであるテクノプロ・デザイン社(以下「テクノプロ・デザイン社」)と、東京大学(大学院工学系研究科 淺間研究室)は共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。

【 共同研究の背景】
出産や成長過程で脳性麻痺や四肢の先天性異常などにより歩行障がいを持つことになった子供が利用する既存の歩行補助装具は、主に足の形状の維持を目的としており、神経的な発達や発育を促すものが少ないという課題があります。

東京大学 大学院工学系研究科の淺間一(はじめ)教授が率いる淺間研究室では、人の立ち上がり動作の運動制御メカニズムの理解を通して、高齢者や脳卒中後の片麻痺患者の運動機能を改善するための支援機器の開発に向けた研究を行っており、本共同研究ではこれらの知見を子供のリハビリテーションシステムへ応用することを目指しています。

テクノプロ・デザイン社は、自社に所属する機械分野、電気・電子分野、組込制御分野のエンジニアがこの研究に参加し、産業界で数多くの研究開発プロジェクトを通じて培った技術と経験を活用することが社会的に大きな意義を持つこの研究の推進に役立つと考えています。本共同研究では、最先端分野で研究開発を行うメーカーやICT企業などのプロジェクトに参画する際に有益な、企画・構想段階からのマネジメント力の向上および通常のビジネス活動で接することのない異分野の技術・知識の獲得なども期待できることから、技術力の強化および人材の育成にもつながるものと認識しています。

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