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2021.07.02

【若手研究者紹介:053】知能機械情報学専攻 バイオハイブリッドシステム研究室 森本雄矢 准教授



【経歴】
2007年3月 東京大学工学部機械情報工学科卒業
2009年3月 東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 修士課程修了
2009年4月−2011年3月 富士フイルム株式会社
2014年3月 東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 博士課程修了、博士(情報理工学)
2014年4月−2019年3月 東京大学生産技術研究所 助教
2019年4月−現在 東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 准教授

【研究について】
これまでロボットは機械や電気、情報処理などの工学技術の統合により作られてきました。一方で、生体は細胞を材料として様々な機能を持った組織・臓器の組み合わせで構成されています。この生体組織は、例えば骨格筋組織は高エネルギー効率や静音性、自己修復性など、人工物に無い特有の機能を有しています。そこで、生体組織の利点と人工物の利点を兼ね備えた、組織とデバイスが融合したバイオハイブリッドシステムの研究を行っています。
私たちは、特に生体のアクチュエータである骨格筋組織に注目し、マイクロ加工技術にて筋芽細胞の凝集体を加工することで、収縮可能な骨格筋組織を体外で作製することに成功しました。さらに、生体の屈筋と伸筋から成る構造を模して、この骨格筋組織をプラスチック製の関節付きロボット骨格上に拮抗的に配置することで、関節運動可能なバイオハイブリッドロボットの実現にも成功しています。
バイオハイブリッドシステムは、ロボット以外にも実験動物の代替としての医薬品開発や、骨格筋組織においては培養肉開発にも応用が期待できます。これからも様々な異分野技術を融合していき、さらにバイオハイブリッド技術を洗練させ、バイオハイブリッドシステムの産業化を目指していきます。



【今後の抱負】
従来の枠組みにとらわれず様々な技術を融合することで、世界に類を見ない研究を進め、新しい研究領域を開拓していきます。

【WEB】
研究室:
http://www.hybrid.t.u-tokyo.ac.jp/
https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/morimoto-researchgroup