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根岸英一先生の訃報に接し、深い哀悼の意を表します。 

根岸先生は、現在の応用化学科・化学システム工学科・化学生命工学科の前身である東京大学工学部・旧応用化学科を1958年に卒業されました。そして、2010年にノーベル化学賞を受賞され、本学部卒業生の中で最初のノーベル賞受賞者となりました。

根岸先生は、異なる有機化合物同士を結合させる際に、金属のパラジウムを触媒に使って効率を上げる「根岸カップリング反応」を発見されました。この反応は、医薬品、農薬、電子材料などの合成における革新的な手法として高く評価されています。先生は、世界的に優れた研究で人類の知の地平線を拡げられただけでなく、次世代を担う若い研究者に「夢を持ち続けよう」とエールを送り続けてくださいました。

根岸先生の偉大なるご功績に最大の敬意と感謝を表しますとともに、根岸先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

工学系研究科長・工学部長 染谷隆夫