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2021.05.17

工学部長メッセージ「工学部研究成果発表会2021に寄せて」


工学部生の皆さんの日頃の活動の成果を社会に発信する場として、工学部研究成果発表会2021をオンライン開催することになりました。このことに関して所感を述べたいと思います。

開催に向けて多くの困難が続く中、対話を冷静に続け、友達を思いやり、支援者への感謝を忘れず、最後まで決して諦めず、今回の研究成果発表会を成功させた工学部生の皆さんの努力と熱意に対して、私は心からの敬意を表します。また、今も準備を続けていて、これから研究成果発表会に参加を予定している企画団体をいつでも歓迎します。

皆さんと対話する中で、私は多くのことを学びました。皆さんは、教員が考えるよりもはるかに緻密で合理的な感染症対策を講じた上で、企画展示の準備を進めていました。また、皆さんが、企画展示が実現できないでいる仲間の気持ちに深く思いを寄せていることを知り、私は胸を打たれました。

工学部は、「感染リスクを限りなくゼロに近づけながら、人びとの活動を限りなく100%に近づける」をスローガンに掲げています。感染リスクをゼロに近づけるために、すべての活動をゼロにしてしまうことは、実学たる工学の目指す理想ではありません。多様な価値観を尊重し、他者の立場や気持ちを理解し、自らの心の葛藤から逃げ出さず、最後まで可能性を信じて前向きに取り組むことが、包摂性の姿勢であると私は信じます。工学部生の皆さん、今回の研究成果発表会を通じて習得した実践力と基礎力に磨きをかけ、自由な発想で工学の挑戦を実行し続けてください。そして、一緒により良い社会の実現を目指していきましょう。

工学部長 染谷隆夫