東大テクノサイエンスカフェ

開催報告:工学体験ラボ 第2回 「航空宇宙工学 〜ここからはじまる空と宇宙の最先端〜」

開催日:2006年10月21日

開催報告

工学部広報アシスタント 細川啓介(建築学科4年)

去る10月21日に「第2回工学体験ラボ(T-Lab)」が開催された。
主に高校生を対象に工学部の研究について、実際に体験してもらい、よりよく知ってもらおうというこの企画、今回は「ここから始まる空と宇宙の最先端」と題して「航空宇宙」をテーマに「衛星」「飛行機」「ロケット」という3つの切り口でセミナーと実験が行われた。

第1部は「衛星」「飛行機」「ロケット」それぞれのホットな研究テーマについて、実際に研究をしている研究者本人が紹介するセミナー。「衛星」は中須賀真一教授が超小型衛星について、「飛行機」は鈴木信二教授が飛行ロボットの開発について、「ロケット」は小紫公也助教授がプラズマロケット、レーザーロケットについて概説した。どの研究も空や宇宙への夢に満ち溢れており、夢を追い続ける研究者の飽くなき探究心が参加者にも伝わったのではないか。

セミナーの後は3つの班に分かれ、順番に研究室を回って実験を体験した。
実験では風洞を使ってプロペラの作る気流を見たり、缶のつぶれる力からロケットの構造について考えるなど、身近な感覚から航空宇宙について考えてみる一方、プラズマロケットの実験から推力を計算してグラフを描くことに挑戦するなど、大学の研究を先取りするような企画もあり、高校で勉強する内容と大学の研究がつながっているということを実感する機会になっただろう。また、実験でセミナーだけでは伝わりにくい工学部の普段の様子を見ることができたという意見も聞かれた。

最後は中須賀研究室が打ち上げた超小型衛星「XI-IV(サイ・フォー)」とリアルタイムで交信する様子を見学した。学生の手作りの衛星が宇宙から発した電波を受け取る瞬間に立ち会うという体験は、高校生にとっても航空宇宙の世界を身近に感じるきっかけになったのではないか。

工学部ではこれからも各分野における、最先端の研究を紹介する機会を設ける。次回の工学体験ラボは1月を予定している。工学部の研究に興味を持っている方は、ぜひこの機会を利用してみてはいかがだろうか。

当日の様子

【写真】小紫先生のレクチャーの様子(11号館T-Loungeにて)

【写真】実験の様子(渦の不思議とプロペラの実験)

【写真】実験の様子(カンの座屈から宇宙構造を考える)

参加者の声

  • 電気推進ロケットを初めて見たので面白かった
  • いろいろな実験を見ることが出来てよかった
  • 実際に目で見ることが出来てわかりやすかった
  • 解説が丁寧でわかりやすかった
  • 自分の勉強が不足していたと感じ、これをバネにもっと頑張りたいと思った
  • プロペラの実験での飛行機のエンジンの力よりも飛行機の重さの方がまさっているというのが不思議でちょっと興味を持てた
  • 夢がある!
  • 最初のセミナーが面白く(特に飛行機)、こういうこともやっているのかとなかなか興味を持った

 

(日本語のみ)