見学情報

工学部訪問記:山口県立徳山高校

訪問記

学旅行の日程の中に「目的別研修日」というものがある。
自分の進路を考える上で実際に訪れてみたい企業や大学を研修班単位で訪問するためにこの一日を使うのだ。私たちの研修班はその日を利用して東京大学大学院工学系研究科笠木研究室を訪問させていただくことになった。

まず、今回の私たちの訪問に対応してくださった笠木先生から講義を受けた。主に燃料電池やマイクロガスタービンといった小型の発電設備を利用する小型分散発電のお話を聞かせていただいた。大型の発電設備では発電時に生じた熱は利用法がなく捨ててしまうが、小型の分散電源ではその廃熱を空調や給湯に利用することができる。
このように、電気だけでなく、発電設備から排出される熱をも利用し、高いエネルギー効率の達成を目指すシステムのことを「コージェネレーションシステム」というそうだ。

次に研究室の見学をさせていただいた。見学の最初に見たのは固体酸化物型と呼ばれる燃料電池だった。実物を手にとって観察することができたが、本体は驚くほど小さなもので、最初にイメージしていた大掛かりなものとは違っていた。
実際に動かしているところも見せていただいた。800度以上の高温の中で、先ほど見た細いストローのようなものが電気を生み出しているのがとても不思議だった。円筒型でサイズが小さいことは、起動が早い、製造が容易などといったメリットがあるということだった。
燃料電池の次に見学したのが笠木先生のお話の中にもあったマイクロガスタービンである。28キロワットの電力を生み出すこのガスタービンは想像していたものよりも小さく、小さな防音用の部屋の中に入っていた。実際に起動すると大きな甲高い金属音を出すが、防音室の扉を閉じるとそれほど気にならない程度に音は小さくなった。
一般家庭一軒あたりおよそ3キロワットの電力を消費すると言われているので、このマイクロガスタービンがあれば、約10軒分の電力がまかなえることになる。また、廃熱を利用できるので給湯や空調に利用できる。それに加え、さほど場所を取らず、防音用の設備を作れば音は静かになるということから、集合住宅に向いている、ということだ。また、ガスタービンはパソコンで簡単に操作できる。実際に操作してみたが、クリック一つでガスタービンを起動し、キーボードからの入力で自分が設定した電気出力を出させることができた。 2時間という短い時間だったが、とても有意義な時間を過ごすことができたと思う。

感想

徳山高等学校2年 砂原 祥

今回の研修で、初めて大学の研究室はどんなものかということを少しですが感じ取ることができました。いままで写真でしか見たことがなかった専門的な機器を見学したり、大学の施設内を歩いたりしたことで見聞が広くなったように思います。

特にマイクロガスタービンをノートパソコンで動かしたときは、こんな簡単な操作で動かしたり出力を設定したりできるのか、と驚きました。

ガスタービンについてはあまり知らなかったのですが、それを使ったエネルギー供給システムについてのお話をしていただき、今まで知らなかったことについての知識を得ることができました。

またこの研修は自分の進路について考えるときに非常に参考になりました。二時間という短い間でしたが、非常に有意義な時間を過ごさせていただいて、ありがとうございました。

徳山高等学校2年 戸倉 征剛

今回の東京大学訪問はとても有意義なものでした。まず、笠木教授から教えていただいたマイクロガスタービンについては、新しいエネルギー現の可能性が分かりました。これからの社会を担う僕達が発展させていかないといけないと思います。また、教授が研究されている分散エネルギーシステムについても、とても興味深いものがありました。この前の台風で停電したことを考えると教授の研究は大変すばらしく、その考えがもっと広がっていれば、と思いました。

最先端の技術と考えに触れることができ、進路や自分の考えの参考になりました。

徳山高等学校2年 野村 直良

このたびは、研究所を訪問させていただき、ありがとうございます。この訪問で、色々なことを知ることができました。特にガスタービンについては実物を見せていただき、今まで良く知らなかったガスタービンについての知識を深めることができました。この訪問によって、日本n発殿の未来について考えることができたと思います。

徳山高等学校2年 橋田 渉

今回の研修で研修で研究室の訪問をさせていただき、その研究内容だけでなく、研究質の雰囲気自体にとても魅力を感じました。特に、実際に施設内の見学をさせていただいた時は、今まで見たことのないような機器があり、自分には未知の分野で研究をされていて、驚きの連続でした。自分は、美術系と工学系どちらの学部に進むか悩んでいたのですが、今回の研修は自分の進路選択の大きヒントのようなものになったと感じます。本当にありがとうございました。

 

(日本語のみ)