繁田亮特任助教、鈴木康大 (M2：研究当時)、川原圭博教授らの論文が情報処理学会論文誌ジャーナル/JIP特選論文に選ばれました

2019年10月15日、電気系工学専攻 繁田亮特任助教、鈴木康大 (M2:研究当時)、川原圭博教授らの論文が、情報処理学会にて情報処理学会論文誌ジャーナル/JIP特選論文に選ばれました。

情報処理学会論文誌ジャーナル/JIP特選論文は、論文誌ジャーナル及びJIP (Journal of Information Processing) に掲載の論文のうち、多くの研究者が参照すべき論文に対し特選論文の名称が与えられます。

＜受賞された研究・活動について＞
受賞論文「共通の汎用マイコンを用いた静電容量及び反射時間計測による測定深度選択可能な水位計」にて、国内水稲農家の水田の水位管理に要するコストを削減するために開発した水田水位計を紹介しました。開発した水位計は静電容量測定による水位計則を行える他、貯水池等の水位計則に拡張したい場合は反射時間計測と通信用ケーブルを転用した測定プローブで容易に測定レンジを変更できる拡張性を備えており、様々な用途に対応可能な水位計として実用化につなげられると考えています。

＜今後の抱負・感想＞
農業人口が減少する中、農業へのIoT技術導入による人的コスト削減・生産性向上への期待が高まっています。引き続き、農家の助けになる実践的な研究を行っていきたいと考えています。
情報処理学会　https://www.ipsj.or.jp/index.html
情報処理学会論文誌ジャーナル/JIP特選論文　https://www.ipsj.or.jp/award/ssp_award.html